個人が生まれた時のホロスコープ(出生図、ネイタルチャート)に土のエレメントがない場合があります。
土のエレメントとは
12星座は火、土、風、水の4つのエレメントに分類されますが、土のエレメントは、牡牛座・乙女座・山羊座が該当します。
土のエレメントは現実感覚であり、仕事運を読む時は土のエレメントに対応する
2ハウス(牡牛座:お金と才能)
6ハウス(乙女座:労働環境)
10ハウス(山羊座:仕事とキャリア)
を読みますし、土エレメントの分かりやすい象意は「お金」です。
ですから、土のエレメントがないことは特に仕事や金銭において特徴が出やすくなります。
土エレメントというのは、現実的な生活に役立てる力であり、火・風・水を総合して形にする性質があります。
陰陽五行説とのシンクロニシティ
これは土に3つの要素を含んでいるということを意味し、
東洋の陰陽五行説における土の性質として
・木火土金水の土だけが東西南北の中央に位置していること
・季節の切り替わりの時期「土用」に該当し、土は全てを内包していること
との不思議なシンクロニシティです。
土エレメントと仕事運金運の関係
では、土エレメントがないと仕事運金運がないかというと全くそのようなことはありません。
その代表的な例は資産が数億とも言われる経営者の前澤友作さんです。
前澤さんの出生図には土のエレメントがありませんが、蠍座の太陽が獅子座の土星に120度で土星がとても重要な役割を果たしています。
蠍座は大きなお金を意味し蠍座の水だけではお金にならないですが、その大きな水を器(土性)に入れる力も発揮されています。
(1)出生図の土星に注目する
山羊座の支配星は土星ですが、土星を支配星に持つのは山羊座のみであり、土星が山羊座の実際の動き、働き方を表しています。
また山羊座は土エレメントの中でも現実面での総合力を意味しています。
土星はどの方の出生図にも必ずあるので、土のエレメントがない方は土星に注目し、土星を発揮できるように注意してみましょう。
土星は、海王星や冥王星などと異なり、自分の顕在意識で影響を意識することができます。
土星がある星座やハウスは、時間をかけて獲得する能力であったり、さまざまな学びや環境を経て開花する能力です。一見苦手なことを表している場合もあるでしょう。
また、コツコツと取り組んできたことである場合もありますし、維持する力や忍耐力を持っているポイントです。
(2)トランジットの土星を生かす
また、常にトランジットとして土星が運行しているので、自分が持っている星が現行の土星と角度を取っている時に生かすこともできます。
(3)土星座の新月のエネルギーを生かす
トランジット(現行)の星を生かすという意味では、牡牛座、乙女座、山羊座の新月に土エレメントのエネルギーを受け取り生かすことも良いでしょう。
(4)アングル上にある土サインを生かす
もう1つの土エレメントの活かし方は、アングルと言われるホロスコープの十字の位置に土エレメントがある場合です。
特にホロスコープの始まり、日の出の位置であり東(アセンダント)にや、天頂であるMCに土エレメントがある場合は、その場所が与えられた才能や認められやすい才能を表す場所でもあるため、そのポイントにある星座と対応する支配星を生かすことで才能を引き出し、実際の仕事に役立てることができます。
このように出生図の土星、トランジットの土星、アングルの土エレメントを生かすことで足りないエレメントを補うことができます。
エレメントがないことを強みに変えることもできる
どのエレメントでも言えることですが、特定のエレメントが全くない場合、それを過剰に補う力が働き、実際はそのエレメントが強調され、強みになる場合もあります。
眠った強みと才能を発揮し、自分らしく自然体で成功するご参考にされてみてください。
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